こんな映画評見たことがない! 思いきり笑える、こてこて大阪弁で映画をズバズバとこきおろし、ほめちぎります。主宰:雲谷斎


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# by gkrk | 2009-05-21 14:00
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             ライラの冒険/黄金の羅針盤
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                   【ストーリー】

 わしらの世界とは似て非なる平行世界があるんや。孤児のライラは寮で暮
 らしてたんやけど、街では子どもがどこぞに拉致される事件が発生しとる。
 ある日、ライラは怪しいオバハンに連れられて旅立ちよる。



                   【雲谷斎感想】

 ファンタジー映画っちゅう、なんかヒロタのシュークリームみたいな感じ
 の映画が、いっぱしのジャンルを占めよったなぁ。

 このライラも松坂直球のど真ん中や。
 そういう意味ではよう出来てるんとちゃうか。
 子供から後期高齢者まで楽しめるお菓子や。

 教権ちゅう一党独裁の国みたいな奴らが支配する世界があってやなぁ、
 こいつらが子供を拉致さらしとるんや。

 ほいで、聖火リレー妨害したれみたいに逆らうヤツも出てきて、こっち組
 のお宝は「黄金の羅針盤」ちゅう、ヤフオクで入札殺到しそうな真実が見
 える機械だすねん。

 ライラちゃんがこの機械を読める唯一の娘っ子でおます。
 そやさかい、悪組はこの機械を取り上げなあかんのやけど、この娘がしぶ
 といんや。

 うまいこと逃げ回って、鎧を着けたクマのプーさんや魔女軍団やレジスタ
 ンスのおっさんらを味方にしよる。
 北極をリングに一大バトルとなりますのじゃ。

 勧善懲悪を絵に描いたような展開やけど、CGを思くそ使ぉた映像は、
 見てても小気味よう展開していきよる。

 そやけどなんやなぁ……こういう子供が主人公のファンタジーもんは、
 妖怪や魔物みたいなヤツが出てきて、それをやっつけながら経験値を上げ
 ていくっちゅうパターンはどれも一緒やなぁ。

 わし、ちょっとあきてきたわい。


 【2008/3/1公開/ファンタジー/製作国:米国/配給:ギャガ・
  コミュニケーションズ、松竹】

 ●監督:クリス・ワイツ
 ●原作:フィリップ・プルマン
 ●出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ/ニコール・キッドマン/
     ダニエル・クレイグ/エヴァ・グリーン/サム・エリオット


★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2008-05-05 12:00 | ★ファンタジー
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                 クローバーフィールド
                 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
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                   【ストーリー】

 ニューヨークのあるマンションで、パーティが開かれとるんや。そこに
 ドッカーン! ときよる。外に出たら何かが飛んできたけどあんた、
 ゴロゴロ転げてるのは自由の女神の頭やがな。



                   【雲谷斎感想】

 うわぁ、この映画は好き嫌いがハッキリ出るやろなぁ。
 わしは、めっちゃオモロかったけどなぁ。

 ドキュメンタリータッチで、この種の映画にしては斬新な撮り方やった。
 R12指定になってるのは、映像が揺れまくりで船酔いみたいになって、
 隣のおっさんにゲェするガキがおるからやろ。

 昔、「ブレアウィッチプロジェクト」ちゅうホラー映画があったけど、
 あの撮り方やねん。

 手持ちのビデオカメラで、とんでもないことが起きたNYを逃げまくり
 ながら撮影したっちゅう設定や。
 マンションでパーティを撮影しとったら、ドッカーン! と地震みたいな
 揺れが起きてやなぁ、ビルが爆発しよるんや。

 なんじゃらほいとカメラ向けてたら、自由の女神が仕事クビになって、
 首がゴロゴロと転がってきよる。
 ほいで街中パニックになって、みんな逃げまくりですがな。

 あちこちのビルがぶっ壊されていきよるけど、北朝鮮が攻めてきたんと
 ちゃう。
 もっとタチの悪そうなデカイやつがグワシグワシと暴れとりますんや。

 なんやねん、こいつは。
 一切の説明がないさかいワケわからん。

 軍が来て銃撃しても、ミサイル打ち込んでもあかん。
 どんな攻撃でも不死身や。上田馬之介かお前は。

 パーティの生き残り組が街中や地下鉄を逃げまくって、バッタのお化けに
 噛まれたりしよる。
 街も軍も全滅して、とうとう最終兵器やと。

 ……その昔、セントラルパークと呼ばれた場所で見つかったビデオに、
 おっとろしい真実が写ってたちゅう話や。
 最後に出てくるナニは気色悪いやっちゃなぁ。


 【2008/4/5公開/SF/製作国:米国/配給:パラマウント ピクチャーズ
  ジャパン】

 ●監督:マット・リーヴス
 ●出演:マイク・ヴォーゲル/ブレイク・ライヴリー/リジー・キャプ
     ラン/マイケル・スタール=デヴィッド/


★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2008-04-25 12:27 | ★SF・近未来
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                    クロサギ
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                   【ストーリー】

 詐欺師が詐欺師を騙す“クロサギ”が、贈答詐欺をする詐欺師をイテまう
 ちゆうて、IT企業の社長のふりをして近づきよる。そやけど、企みはバ
 レてしまうんや。ほな、次こそはということでリベンジしよる。



                   【雲谷斎感想】

 ジャニーズ系が好きな人にはすんまへんけど、この山下智久っちゅうヤツ
 いったい何だすねん。
 バレーボール中継のとき、全然関係ないNEWSがチャラチャラと歌ぉた
 りして騒いどった中の一人でっしゃろ。

 わし、ゴクラクで前からよう書いとるんやけど、商売になるからいうて、
 猿まね演技のアイドルタレントを主役にしたりすなよ、と梅干食い過ぎた
 みたいに口を酸っぽうして、世のアイドル追っかけギャルを敵に回すよな
 ことを言いまくってきた。

 まぁ昔から東宝あたりが、その時代時代のアイドルを主役にしとったから、
 いまさらっちゅう感じやけど、オモロないもんはオモロない!

 クロサギっちゅうのはTVドラマでやってて、人気やさかいに映画にした
 らしい。
 こういう露骨な企画もんは見たらあかんなぁと、つくづく思た。

 詐欺師が詐欺師をペテンにかけるっちゅう、目のつけどころはええんや。
 ミステリー小説でじっくり読みたいぐらいのアイデアやと思うんや。

 そやけど、感情の微妙な起伏も見えん山下某のへたくそ演技のおかげで、
 映画は緊張感も痛快感も、銀河の彼方に飛んでいってしもとる。
 北京聖火リレーのドタバタの方が百倍おもろい。

 かろうじて山崎努、竹中直人らの脇の力でなんとか土砂崩れは食い止めら
 れて、大災害にならんかったんとちゃうか。

 それと、クロサギがシロサギを騙す手口やけど、これも深みがないなぁ。
 秘密の銀行カードのまぁちゃちなこと。アホかいな。
 最後の手形詐欺のカラクリも幼稚すぎっど。

 わしは、映画のどっかでプロの詐欺師対詐欺師の、知能の限りを尽くすよ
 うな、おっちゃんを唸らせるシーンを期待しとったんやけど、唸るどころ
 か、あくび5連発スカベ2発や。


 【2007/9/22公開/ドラマ/製作国:日本/配給:日活】

 【2008/3/8公開/ドラマ/製作国:日本/配給:東宝】

 ●監督:石井康晴
 ●原作:黒丸・夏原武
 ●出演:山下智久/掘北真希/加藤浩次/市川由衣/大地真央/
     竹中直人/飯島直子/笑福亭鶴瓶/哀川翔/山崎努


★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2008-04-15 12:22 | ★サスペンス

脱力感がサイコー!

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                     めがね
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                   【ストーリー】

 春のある日、タエコは沖縄のある島に来よった。民宿「ハマダ」に泊まる
 んやけど、ここにはけったいな人が集まってくるんや。彼らの浮世離れし
 た雰囲気に、はじめは耐えられんかったタエコやけど……。



                   【雲谷斎感想】

 人間、肥えタンコにはまったり、ツボにはまったりするんやけど、この
 映画はわしにとって、まさしくツボやったなぁ。
 ドツボやなしに、正真正銘のツボやがな。

 まったりゆったりした気分は「かもめ食堂」と同じや。
 かもめがええなぁと思う人は、絶対にこの映画もハマリまっせぇ。

 舞台は沖縄のどこぞの島や。きれいな海以外なんにもないんや。
 ここでやる気のないマスターが民宿を経営しとる。
 ここのポリシーがええねん。

 「たそがれる」っちゅうのが目的や。

 つまり、何もせんと海を見ながら、ホケーとするこっちゃねん。
 サクラ(もたいまさこ)が小屋でふるまうカキ氷を食べながら、客も住民
 もひたすらホケーとするんや。

 時間がトロ~~~と流れてとって、テレビもパソコンもケータイもないん
 がええんや。
 こういう場所を『天国』ちゅうんとちゃうやろか。

 それ観光や温泉や宴会やカラオケや……と、大騒ぎして仕事みたいに
 旅先で疲れきって帰ってくるツアーのあほさ加減がようわかる。
 カネカネカネの腐った価値観がまかり通る世のおろかさがようわかる。

 反面教師っちゅうやっちゃなぁ、この映画の時間と空気が訴えかけてくる
 もん。
 生きる上の値打ちはモノやカネとちゃうんでっせ、お立会い。

 かもめ食堂で好演した小林聡美ともたいまさこが、今回もめっちゃええ。
 特にもたいの不思議なキャラ作りはみごとやで。
 あの脱力系のメルシー体操もたまりまへん。

 浜でひたすらカキ氷をふるまうために毎年やってくるサクラおばちゃん。
 一口食べたら、天国へ入れるっちゅうこっちゃね。
 ラストシーンもサイコー! 文句なしの満点映画だす。

 ちなみに、めがねという題は出演者みんなが眼鏡をかけてるからや。


 【2007/9/22公開/ドラマ/製作国:日本/配給:日活】

 ●監督:荻上直子
 ●脚本:荻上直子
 ●出演:小林聡美/もたいまさこ/市川実日子/加瀬亮/光石研/
     橘ユキコ/中武吉/荒井春代/吉永賢/里見真利奈/ケン/
     薬師丸ひろ子


★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2008-04-05 12:00 | ★ヒューマン
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               エクスクロス~魔境伝説~
                      
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                   【ストーリー】

 しよりと愛子は温泉地・阿鹿里村へ行きよる。ほたら突然、忘れもんの
 携帯が鳴ってやなぁ、どこぞの男が「今すぐ逃げなはれ! 足切り落と
 されまっせ!」とぬかす。するってぇと村人たちの様子が一変しよる。



                   【雲谷斎感想】

 「このミステリーがすごい」誌のコンテストで受賞したやつの映画化や。
 「このミス」はわしも毎年読んでるので、ほほう、どんなもんが出来まし
 たかな? と横町の隠居みたいな気分で見に行ったがな。

 普通、賞を取ったような原作やったら、映画もそこそこのデキやわなぁ。
 ようこんなクソしょーもないドアホ映画にしよったもんやと感心した。
 小中学生でも鼻くそほじりながら帰っていきよるで。

 出だしこそ、阿鹿里村っちゅう霧に巻かれた怪しい村を訪ねるネエちゃん
 二人の身に何が起こるんでっしゃろと、若干期待させたけどそれだけや。

 いかれたコスプレ女と足を引きずる宿の番頭が出てきた途端、わしはこの
 映画を捨てた。
 なんで、こんな幼稚で学芸会みたいなキャラ設定になるねん。

 ネエちゃん二人のトレトレピチピチの足を切るために、ワァーッと押し寄
 せてくる村人は全員腱を切ってるさかいにまともに歩かれへんのや。

 しゃーけど、最後の最後、クルマで脱走するシーンで、お前ら全力疾走し
 とるやないかい。どういうこっちゃ。
 足切り処刑場では、逃げ回る腰抜かしネエちゃんをよう捕まえんくせに、
 北京めざして全員猛ダッシュする方がわしは怖い。

 秋葉原のメイド喫茶みたいないかれ女、コーナンにも売ってへんドデカ鋏
 を持って襲うのは許したる。
 せやけどお前、火だるまにされて爆発までしたくせに、なんで復活できる
 ねん。ターミネーターかキミは。

 と、まぁ、ホラー映画と言うてるらしいけど、新春隠し芸大会並みの低級
 お粗末コメディでありんす。
 久々に全身全霊をもってボロクソに言える生贄映画のお出ましだす。


 【2007/12/1公開/ホラー/製作国:日本/配給:東映】

 ●監督:深作健太
 ●原作:上甲宣之
 ●出演:松下奈緒/鈴木亜美/中川翔子/森下能幸/神威杏次/
      仁科貴/岩根あゆこ/小山力也/岩尾望/小沢真珠



★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2008-03-25 12:05 | ★ホラー
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                    長江哀歌
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                   【ストーリー】

 三峡ダムの建設のため水没する町へ、船でむっさいおっさんが来よる。
 16年前に別れた妻子を探しながら小汚い町で日雇いになりよる。
 もう一人、2年間音信不通の夫探しのおばはんも山西省から来よる。



                   【雲谷斎感想】

 久しぶりに中国の文芸作品っちゅうのを見にいったんや。
 長江、つまり揚子江に三峡ダムっちゅう世界最大の環境破壊ダムを建設
 しとるけど、その流域の水没する村でのああしたこうしたの映画や。

 なんじゃいこのデレーンダラーンと間延びし尽くした、パンツのゴムゆ
 るゆるの演出は。
 この映画がノスタルジーと哀歓に満ちてるっちゅう評価で、ぽこぽこと
 賞を取ったみたいやけど、ゴクラク雲谷斎の裁定はボツ!じゃい。

 田舎から水没するこの町へ、小汚いおっさんが嫁はんと娘に逢うんやい
 うて16年ぶりに出てきよる。お前、16年もよう放っといたのぉ。

 この小汚いおっさんが小汚いとこへ泊り込んで、解体作業しながら再会
 の日をじとっと待つだけっちゅう、死にほど退屈な「芸術映画」だす。

 たまらんのは、おっさんがぽつんと一言セリフ言うたら、2、3分も
 経ってから相手がぽつんと一言返すみたいなシーンばっかしや。
 そんな考えて答えなあかんようなこと、おっさん言うとれへんやろ。

 会話だけやなしに、シーンの展開すべてがこの調子やから、わし長江に
 身を投げたろかと思たで。
 
 好意的に汲み取ったら、ゼニゼニゼニの世の中に変貌する中国の腐った
 人心を長江の悠久の流れと対比させて嘆いている……とも取れるんや。

 ダムが破壊するのは自然と町だけやなしに、人の心やねん。

 いびつな経済発展で拝金主義とモラル崩壊で、世界中から後ろ指さされ隊
 になってしもた中国の醜い姿を、何千年も前から流れていた殺されていく
 長江が、「おまえら、これでええんやな」と問うてるような気がするんじゃ。
 

 【2007/8/18公開/ドラマ/製作国:中国/配給:ビターズ・エンド/
  オフィス北野】

 ●監督:ジャ・ジャンクー
 ●出演:チャオ・タオ/ハン・サンミン



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# by gkrk | 2007-11-30 00:00 | ★ヒューマン
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               パーフェクト・ストレンジャー
                  ☆☆☆☆☆ ☆
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                   【ストーリー】

 女性記者ロウィーナはスクープを握りつぶされて会社を辞めよる。ある夜、
 幼馴染から広告会社社長ハリソンの不倫醜聞を聞きよるけど、幼馴染は
 変死体となってまう。真相はハリソンの口封じとちゃうかと疑うんや。



                   【雲谷斎感想】

 ラスト7分、あなたは絶対に騙されるっちゅう、犯人は誰にもわかりま
 へんでぇとぬかす宣伝文句やけど、その宣伝文句で、わし犯人の予想
 ついてしもたで。

 読者のみなさん、これからはわしのことを金田一雲谷斎と呼んでくだされ。
 そやさかい、答を知ったストーリーとしては、観客の騙し方の筋書きに目
 がいってしもたんや。

 ハル・ベリーもここ数年、やっと作品にも恵まれてきて、オスカーのおか
 げやのぉ。ダイハードのおっさんがスケベー社長として出てきて、役柄が
 ぴったりやがな。

 「シャッチョーサン、シャッチョサン、イイコイルヨ。ヤスイヨ」の呼び
 込みにすぐ反応しそうなキャラでござんした。

 女性記者を辞めてしもたハルちゃん、幼なじみが不倫疑惑で殺されてまう
 事件に突入しよる。

 どうも相手は広告界の大物、ブルースおやじらしいと睨んで、相棒のハッ
 カーとスケベサッチョサンの身辺を洗いはじめたり、ハルちゃん自身が
 おっさんの会社に派遣社員で入って、色仕掛けで真相を暴こうとするんや。

 シャッチョサンには嫉妬深いヨメがおって、こいつが曲者やねん。
 これ以上言うとネタばれになるさかい黙ってよ。

 推理サスペンスとしては、まあまあ楽しめると思いますなぁ。
 テンポも悪いことない。そやけどこの映画、一流の匂いがせんのはなんで
 やろ。

 最後のトリックに気がいってしもて、そこへ導くのがみんな段取りに見え
 たからやろか。


 【2007/9/29公開/サスペンス/製作国:アメリカ/配給:ウォルト・
  ディズニー・スタジオ モーション・ピクチャーズ・ジャパン】

 ●監督:ジェームズ・フォーリー
 ●出演:ハル・ベリー/ブルース・ウィリス/ジョヴァンニ・リビシ/
     ゲーリー・ドゥーダン



★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2007-10-25 00:00 | ★サスペンス
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           ファンタスティック・フォー/銀河の危機
                    ☆☆☆
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                   【ストーリー】

 世界中で異常現象が起こってるちゅうのに、超人リードとスーは結婚式を
 挙げようとしとったんや。ほたら、謎の閃光が駆け抜けてヘリが墜落しよ
 る。その正体は、全身銀色のシルバーサーファーちゅうヤツやった。



                   【雲谷斎感想】

 前に見てなんじゃいこのアホみたいな映画はと、失敗してるのにまた
 見に行ってしまうちゅうのは、わしもアホやからかのぉ。

 今回は銀河の危機やてぇ。
 なんちゅう副題や、紙芝居やあらへんねんから、もっと小マシな題つけ
 たらんかい。

 銀河のドロ亀田とか、銀河の朝青龍とか。

 星を食うて生き延びてるはた迷惑なヤツがおるんや。
 その手先が遠方から地球へ来はります。
 超人のゴム人間とバリアガールの結婚式当日に、招待状なしに飛んでき
 て暴れよるんだ。

 こいつ、シルバーサーファーちゅうて、全身♪銀ギラギンにさりげなく~
 やねん。

 こいつが飛ぶたびに海や川が干上がったり、砂漠に雪降ったりしよる。
 あ、わかった。今年の異常気象はこいつのせいか。
 こら、中国! 黄砂なんとかしやがれ。

 ほいで、火だるま超人や岩男も一緒に4人で戦うんやけど、銀ちゃんは
 アリナミンVVで、めっちゃ強いんや。
 ストーリーとキャラはガキ向けの遊園地や。

 CGでイギリスのテームズ川に穴が開くとか、ビジュアル的な見せ場は
 何個かあるんやけど、基本的に超人の皆々様がマンガで、レベル低学年
 向きやさかい、見てるのがちと恥ずかしい。

 わし、割り切ってジェシカ・アルバおネエちゃんのキレイ振りに注目や。
 銀ちゃんの弱みは、ボードと切り離された途端、その辺歩いてる普通の
 兄ちゃん並みのヘタレになってしまうこっちゃ。

 まぁ最後は自分とこの親分裏切って、火事場の馬鹿力出しよるけどなぁ。
 いやぁ、今回の銀河の危機は、真面目に見てた雲谷斎の危機やった。


 【2007/9/21公開/アクション/製作国:アメリカ/配給:20世紀フォッ
  クス映画】

 ●監督:ティム・ストーリー
 ●出演:ヨアン・グリフィズ/ジェシカ・アルバ/クリス・エヴァンス
     マイケル・チクリス/ジュリアン・マクマホン



★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2007-10-15 00:00 | ★アクション
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                   ミス・ポター
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                   【ストーリー】

 1902年ロンドン。上流家庭に育ったビアトリクスは、子供の頃からの夢
 やった絵本を出版したいと思てた。青い服を着たピーターラビットや。
 絵本はヒットし、編集者ノーマンとラブラブになるけど……。



                   【雲谷斎感想】

 前回はハリー・ポッターで、今回はミス・ポターや。
 なんかポタポタと雨みたいで、さすがにイギリスを舞台にした映画や……
 とムリやり結びつけとりますが。

 ええ、ミス・ポター、正しくはビアトリクス・ポター女史のことで、
 世界中の国で絵本になった「ピーターラビット」の生みの親ですねん。

 チビの頃から絵が好きで、趣味が高じて絵本作家になりました、という
 右肩上がりのサクセスストーリー。
 実話を元にしてるさかいに、物語は淡々としたもんや。

 イングランドの草原に吹く風みたいに爽やかだっせー。
 恨みも憎しみもなく、あるのは一時の悲しみと、それを乗り越えたあとの
 喜びだけだす。

 そやけど、こういう起伏のない生い立ち映画は演技力しかないやろ。
 ポター役のレニー・ゼルウィガー、さすがやねぇ。
 本人になりきってましたで。

 この映画、イギリスの湖水地方を旅して、ボウネスのポター記念館を
 訪れた人にはジーンとくると思うなぁ。
 じつは、雲谷斎かつて訪問してます。

 ピーター・ラビットの作者、ポターさんのえらいとこは収益のすべてを
 やねぇ、自分が生涯を過ごした湖水地方の土地を乱開発から守るため
 買い取ったちゅうとこやねん。

 ナショナルトラストの元祖ですなぁ。
 紙に描いたウサギやブタやアヒルたちが、動画となって動き出すという
 ポターさんのイメージの世界も、リアルな映像の中で違和感がおまへん。

 金金金の腐った世の中やけど、気持がゆったりと浄化されるような
 ええ映画だすなぁ。


 【2007/9/15公開/ヒューマン/製作国:アメリカ=イギリ/配給:角川
  映画】

 ●監督:クリス・ヌーナン
 ●製作総指揮 : レニー・ゼルウィガー
 ●出演:レニー・ゼルウィガー/ユアン・マクレガー/エミリー・ワトソン
     ビル・パターソン/バーバラ・フリン



★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2007-10-05 00:00 | ★ヒューマン