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こんな映画評見たことがない! 思いきり笑える、こてこて大阪弁で映画をズバズバとこきおろし、ほめちぎります。主宰:雲谷斎


by gkrk

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                             雲谷斎

   
http://ameblo.jp/gkrk/
# by gkrk | 2009-05-21 14:00
正しいファンタジー映画や_f0124060_18343185.jpg
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             ライラの冒険/黄金の羅針盤
                  ☆☆☆☆☆ ☆☆
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                   【ストーリー】

 わしらの世界とは似て非なる平行世界があるんや。孤児のライラは寮で暮
 らしてたんやけど、街では子どもがどこぞに拉致される事件が発生しとる。
 ある日、ライラは怪しいオバハンに連れられて旅立ちよる。



                   【雲谷斎感想】

 ファンタジー映画っちゅう、なんかヒロタのシュークリームみたいな感じ
 の映画が、いっぱしのジャンルを占めよったなぁ。

 このライラも松坂直球のど真ん中や。
 そういう意味ではよう出来てるんとちゃうか。
 子供から後期高齢者まで楽しめるお菓子や。

 教権ちゅう一党独裁の国みたいな奴らが支配する世界があってやなぁ、
 こいつらが子供を拉致さらしとるんや。

 ほいで、聖火リレー妨害したれみたいに逆らうヤツも出てきて、こっち組
 のお宝は「黄金の羅針盤」ちゅう、ヤフオクで入札殺到しそうな真実が見
 える機械だすねん。

 ライラちゃんがこの機械を読める唯一の娘っ子でおます。
 そやさかい、悪組はこの機械を取り上げなあかんのやけど、この娘がしぶ
 といんや。

 うまいこと逃げ回って、鎧を着けたクマのプーさんや魔女軍団やレジスタ
 ンスのおっさんらを味方にしよる。
 北極をリングに一大バトルとなりますのじゃ。

 勧善懲悪を絵に描いたような展開やけど、CGを思くそ使ぉた映像は、
 見てても小気味よう展開していきよる。

 そやけどなんやなぁ……こういう子供が主人公のファンタジーもんは、
 妖怪や魔物みたいなヤツが出てきて、それをやっつけながら経験値を上げ
 ていくっちゅうパターンはどれも一緒やなぁ。

 わし、ちょっとあきてきたわい。


 【2008/3/1公開/ファンタジー/製作国:米国/配給:ギャガ・
  コミュニケーションズ、松竹】

 ●監督:クリス・ワイツ
 ●原作:フィリップ・プルマン
 ●出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ/ニコール・キッドマン/
     ダニエル・クレイグ/エヴァ・グリーン/サム・エリオット


★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2008-05-05 12:00 | ★ファンタジー
ドキュメンタリー感がええぞ_f0124060_18293584.jpg
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                 クローバーフィールド
                 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
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                   【ストーリー】

 ニューヨークのあるマンションで、パーティが開かれとるんや。そこに
 ドッカーン! ときよる。外に出たら何かが飛んできたけどあんた、
 ゴロゴロ転げてるのは自由の女神の頭やがな。



                   【雲谷斎感想】

 うわぁ、この映画は好き嫌いがハッキリ出るやろなぁ。
 わしは、めっちゃオモロかったけどなぁ。

 ドキュメンタリータッチで、この種の映画にしては斬新な撮り方やった。
 R12指定になってるのは、映像が揺れまくりで船酔いみたいになって、
 隣のおっさんにゲェするガキがおるからやろ。

 昔、「ブレアウィッチプロジェクト」ちゅうホラー映画があったけど、
 あの撮り方やねん。

 手持ちのビデオカメラで、とんでもないことが起きたNYを逃げまくり
 ながら撮影したっちゅう設定や。
 マンションでパーティを撮影しとったら、ドッカーン! と地震みたいな
 揺れが起きてやなぁ、ビルが爆発しよるんや。

 なんじゃらほいとカメラ向けてたら、自由の女神が仕事クビになって、
 首がゴロゴロと転がってきよる。
 ほいで街中パニックになって、みんな逃げまくりですがな。

 あちこちのビルがぶっ壊されていきよるけど、北朝鮮が攻めてきたんと
 ちゃう。
 もっとタチの悪そうなデカイやつがグワシグワシと暴れとりますんや。

 なんやねん、こいつは。
 一切の説明がないさかいワケわからん。

 軍が来て銃撃しても、ミサイル打ち込んでもあかん。
 どんな攻撃でも不死身や。上田馬之介かお前は。

 パーティの生き残り組が街中や地下鉄を逃げまくって、バッタのお化けに
 噛まれたりしよる。
 街も軍も全滅して、とうとう最終兵器やと。

 ……その昔、セントラルパークと呼ばれた場所で見つかったビデオに、
 おっとろしい真実が写ってたちゅう話や。
 最後に出てくるナニは気色悪いやっちゃなぁ。


 【2008/4/5公開/SF/製作国:米国/配給:パラマウント ピクチャーズ
  ジャパン】

 ●監督:マット・リーヴス
 ●出演:マイク・ヴォーゲル/ブレイク・ライヴリー/リジー・キャプ
     ラン/マイケル・スタール=デヴィッド/


★★★★★★★★★ 雲谷斎のゴクラク映画感 ★★★★★★★★★

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# by gkrk | 2008-04-25 12:27 | ★SF・近未来
主役のキャラが立っとらん_f0124060_18261292.jpg
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                    クロサギ
                     ☆☆☆
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                   【ストーリー】

 詐欺師が詐欺師を騙す“クロサギ”が、贈答詐欺をする詐欺師をイテまう
 ちゆうて、IT企業の社長のふりをして近づきよる。そやけど、企みはバ
 レてしまうんや。ほな、次こそはということでリベンジしよる。



                   【雲谷斎感想】

 ジャニーズ系が好きな人にはすんまへんけど、この山下智久っちゅうヤツ
 いったい何だすねん。
 バレーボール中継のとき、全然関係ないNEWSがチャラチャラと歌ぉた
 りして騒いどった中の一人でっしゃろ。

 わし、ゴクラクで前からよう書いとるんやけど、商売になるからいうて、
 猿まね演技のアイドルタレントを主役にしたりすなよ、と梅干食い過ぎた
 みたいに口を酸っぽうして、世のアイドル追っかけギャルを敵に回すよな
 ことを言いまくってきた。

 まぁ昔から東宝あたりが、その時代時代のアイドルを主役にしとったから、
 いまさらっちゅう感じやけど、オモロないもんはオモロない!

 クロサギっちゅうのはTVドラマでやってて、人気やさかいに映画にした
 らしい。
 こういう露骨な企画もんは見たらあかんなぁと、つくづく思た。

 詐欺師が詐欺師をペテンにかけるっちゅう、目のつけどころはええんや。
 ミステリー小説でじっくり読みたいぐらいのアイデアやと思うんや。

 そやけど、感情の微妙な起伏も見えん山下某のへたくそ演技のおかげで、
 映画は緊張感も痛快感も、銀河の彼方に飛んでいってしもとる。
 北京聖火リレーのドタバタの方が百倍おもろい。

 かろうじて山崎努、竹中直人らの脇の力でなんとか土砂崩れは食い止めら
 れて、大災害にならんかったんとちゃうか。

 それと、クロサギがシロサギを騙す手口やけど、これも深みがないなぁ。
 秘密の銀行カードのまぁちゃちなこと。アホかいな。
 最後の手形詐欺のカラクリも幼稚すぎっど。

 わしは、映画のどっかでプロの詐欺師対詐欺師の、知能の限りを尽くすよ
 うな、おっちゃんを唸らせるシーンを期待しとったんやけど、唸るどころ
 か、あくび5連発スカベ2発や。


 【2007/9/22公開/ドラマ/製作国:日本/配給:日活】

 【2008/3/8公開/ドラマ/製作国:日本/配給:東宝】

 ●監督:石井康晴
 ●原作:黒丸・夏原武
 ●出演:山下智久/掘北真希/加藤浩次/市川由衣/大地真央/
     竹中直人/飯島直子/笑福亭鶴瓶/哀川翔/山崎努


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# by gkrk | 2008-04-15 12:22 | ★サスペンス

脱力感がサイコー!

脱力感がサイコー!_f0124060_18184225.jpg
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                     めがね
                ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
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                   【ストーリー】

 春のある日、タエコは沖縄のある島に来よった。民宿「ハマダ」に泊まる
 んやけど、ここにはけったいな人が集まってくるんや。彼らの浮世離れし
 た雰囲気に、はじめは耐えられんかったタエコやけど……。



                   【雲谷斎感想】

 人間、肥えタンコにはまったり、ツボにはまったりするんやけど、この
 映画はわしにとって、まさしくツボやったなぁ。
 ドツボやなしに、正真正銘のツボやがな。

 まったりゆったりした気分は「かもめ食堂」と同じや。
 かもめがええなぁと思う人は、絶対にこの映画もハマリまっせぇ。

 舞台は沖縄のどこぞの島や。きれいな海以外なんにもないんや。
 ここでやる気のないマスターが民宿を経営しとる。
 ここのポリシーがええねん。

 「たそがれる」っちゅうのが目的や。

 つまり、何もせんと海を見ながら、ホケーとするこっちゃねん。
 サクラ(もたいまさこ)が小屋でふるまうカキ氷を食べながら、客も住民
 もひたすらホケーとするんや。

 時間がトロ~~~と流れてとって、テレビもパソコンもケータイもないん
 がええんや。
 こういう場所を『天国』ちゅうんとちゃうやろか。

 それ観光や温泉や宴会やカラオケや……と、大騒ぎして仕事みたいに
 旅先で疲れきって帰ってくるツアーのあほさ加減がようわかる。
 カネカネカネの腐った価値観がまかり通る世のおろかさがようわかる。

 反面教師っちゅうやっちゃなぁ、この映画の時間と空気が訴えかけてくる
 もん。
 生きる上の値打ちはモノやカネとちゃうんでっせ、お立会い。

 かもめ食堂で好演した小林聡美ともたいまさこが、今回もめっちゃええ。
 特にもたいの不思議なキャラ作りはみごとやで。
 あの脱力系のメルシー体操もたまりまへん。

 浜でひたすらカキ氷をふるまうために毎年やってくるサクラおばちゃん。
 一口食べたら、天国へ入れるっちゅうこっちゃね。
 ラストシーンもサイコー! 文句なしの満点映画だす。

 ちなみに、めがねという題は出演者みんなが眼鏡をかけてるからや。


 【2007/9/22公開/ドラマ/製作国:日本/配給:日活】

 ●監督:荻上直子
 ●脚本:荻上直子
 ●出演:小林聡美/もたいまさこ/市川実日子/加瀬亮/光石研/
     橘ユキコ/中武吉/荒井春代/吉永賢/里見真利奈/ケン/
     薬師丸ひろ子


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# by gkrk | 2008-04-05 12:00 | ★ヒューマン